
バケーションレンタルの日
6月14日は「認知症予防の日」。今回は「認知症予防の日」の意味や由来を解説します。
また、「認知症予防の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に認知症に関連する商品・サービスを提供する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
6月14日は「認知症予防の日」です。福岡県北九州市に事務局を置く日本認知症予防学会が制定。日付は、認知症の大きな原因とされるアルツハイマー病を発見した医学者アロイス・アルツハイマー博士の誕生日から。
認知症予防の大切さをより多くの人に周知することを目的としています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「認知症予防の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「認知症予防の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「認知症予防の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「認知症予防の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「認知症予防の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「認知症予防の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「認知症予防の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「認知症予防の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。いずれも記念日にちなんだプレスリリースではありませんが、今後「認知症予防の日」を活かした広報PR活動を実施するうえでのヒントを得られるはずです。
株式会社自由国民社は、メディアや講演などで幅広く活躍している森田豊医師による書籍『医者の僕が認知症の母と過ごす23年間のこと』を2022年7月8日に刊行。現役医師でありながらも、認知症が進んでいく実母との接し方に苦慮した体験をもとにした1冊です。
23年にわたる認知症患者とその家族との詳細な記録を通じて、認知症問題に悩む人へのヒントを提供したいという想いを伝えています。プレスリリースでは書籍の一部を見開きで掲載。温かみのあるイラストを使用し、読み進めやすい書籍であることを紹介しています。
参考:TVでも活躍する現役医師が、自らの反省を込めて今伝えたい認知症との向き合い方
株式会社Splinkは、自社で開発・提供している脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging®」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2022年度グッドデザイン賞」を受賞したことを紹介。認知症対策や認知機能低下の予防に向けた脳ドック用プログラムでは初の受賞であることをアピールしています。
認知症予防に有用な開発プログラムの受賞を通して、多くの人に自社の取り組みを周知しているプレスリリースといえます。
参考:脳ドック用AIプログラム「Brain Life Imaging® 」が2022年度グッドデザイン賞を受賞
農園芸の専門商社である株式会社ニチリウ永瀬は、2022年9月8・14・16日の3日間にわたり、福岡市内の3か所に設置されている花壇「らく楽ガーデン」に花植えを実施。認知症患者や介護施設に通う人が、認知症啓発シンボルカラーのオレンジ色を基調とした数々の花を植えたことをことを紹介しました。
9月21日の「世界アルツハイマーデー」に合わせて、苗植えに参加した人の様子やコメントなどを記載し、園芸を通じた社会貢献活動が認知症患者や高齢者の「生きがい」につながっていることを伝えています。記念日を活用した好事例です。
参考:『世界アルツハイマーデー』ニチリウ永瀬、福岡市内の公園にてテーマカラーの花植えを実施。
「認知症予防の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
認知症に関する書籍を出版する企業や、福祉関連サービスを展開する企業は6月14日の「認知症予防の日」に合わせたプレスリリースを配信してみてはいかがでしょうか。9月21日の「世界アルツハイマーデー」も併せた広報PR活動を実施するのも一案です。記念日を活用し、自社の取り組みをより多くの人に周知しましょう。
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