
源泉かけ流し温泉の日
5月25日は「愛車の日」。今回は「愛車の日」の意味や由来を解説します。
また、「愛車の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に自動車メーカーの方や、車に関する商品・サービスなどを展開している企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
5月25日は「愛車の日」です。1915年のこの日、輸入車の正規ディーラーを全国に展開する株式会社ヤナセの前身である「梁瀬商会」が創業。株式会社ヤナセは、2015年の創業100周年を記念し創立記念日であるこの日を「愛車の日」として制定しました。
「車を大切にする心」「車のある人生の豊かさ」を広め、「愛車」への精神を伝えることを目的としています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「愛車の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「愛車の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「愛車の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「愛車の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「愛車の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「愛車の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「愛車の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「愛車の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。いずれも「愛車の日」に合わせた取り組みではないものの、「愛車」や「マイカー」に関連する広報PR活動の参考になりそうな事例を集めています。
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)広島支部は、国土交通省らが展開する「自動車点検整備推進運動」強化月間中の2022年9月12日〜16日に、無料のマイカー点検教室を開催。初心者にもできる日常の愛車点検方法をインストラクターがマンツーマンで教えてくれるイベントです。
「愛車の日」に合わせたイベントではありませんが、プロのわかりやすいアドバイスを受け、自分で愛車をメンテナンスできるようになることで、ドライバーの安心感を訴求している取り組みといえます。プレスリリースでは、点検教室の様子を画像で紹介。インストラクターが丁寧にアドバイスすることを伝えています。
参考:【JAF広島】秋のドライブ前にメンテナンス! マイカー点検教室開催
株式会社アルビレックス新潟は、シェアリングエコノミーサービス「Cheer Drive」を活用し、自社が運営するサッカークラブチームを応援するキャンペーン「サポドライブ」を2022年9月16日~10月16日の期間中に開催。参加者が愛車のリアウィンドウに「アルビレックス新潟」のステッカーを貼って走行することで、多くの人にチームやホームゲームを周知するという取り組みです。
「愛車の日」にちなんだ取り組みではありませんが、サッカーチームのサポーターの協力で、自チームの認知拡大やホームゲームの開催を告知するという広報PRの事例です。より多く走行した参加者上位3名には、好きな選手のサイン入りスペシャルユニフォームをプレゼントすることを告知している点もGOODポイント。特別なプレゼントを用意することで、より多くの参加者を集め、自チームの広報PR活動を盛り上げています。
参考:“推し”と一緒にアルビを前にー。「サポドライブ」第二弾を開催
SHKライングループの旅行会社である株式会社ヴィーナストラベルは、グループのフェリーと宿泊施設をセットにした「秋の日本一周マイカープラン」を販売。フェリーを活用し、愛車で日本を一周するプランです。日本各地の観光地・紅葉名所めぐりのほか、ご当地料理を楽しむことができます。さらに、旅行行程は最大30日間の延長もできるため、マイカーでの車中泊など、好みに合わせた行程にカスタマイズすることも可能。クルージング・観光・ドライブなどさまざまな楽しみ方ができるプランです。
こちらも「愛車の日」にちなんだプレスリリースではありませんが、フェリーで味わえる料理や客室、露天風呂などを画像とテキストで紹介し、愛車とともに日本を一周できる特別なプランであることをアピールしています。
参考:SHKライングループのカーフェリーとホテルを利用し愛車で日本一周!ヴィーナストラベルのドライブパック
「愛車の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
5月25日の「愛車の日」は、マイカーを所持している人に向け、さまざまな広報PR活動が実施できそうです。メンテナンスに関するサービスや、愛車を活用できる旅行プランなどを企画検討している企業は、記念日と絡めたプレスリリースを配信するのも一案です。
「愛車の日」をうまく活用し、より多くの人に自社の商品・サービスを周知してみてはいかがでしょうか。
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