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【トレンド徹底活用術 vol.4】花粉症編:情報収集、ペルソナ設定を押さえたプレスリリースを作成しよう

プレスリリースを作成する際は、自社の新情報に時節やトレンド情報を掛け合わせるのがおすすめです。プレスリリースの注目度が上がり、メディア関係者だけでなく、生活者にも届く可能性が高まります。

今回は「花粉症」をピックアップ。医薬品のほか、マスクやティッシュペーパーなどの日用品を扱う企業、花粉症対策の美容品や家電、医療サービスなどを提供する企業まで幅広く活用しやすいトレンドです。重要なステップを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

「花粉症」をプレスリリースに活用するSTEP

四季折々の天候や植物が楽しめる日本。しかし、その植物によって「花粉症」に悩まされる方も少なくありません。日本ではさまざまな企業が花粉症予防や症状を緩和させるための関連商品・サービスを提供しています。

「より多くの人に自社のプロダクト・サービスを周知するにはどのような工夫をすればよいのか」「時期や症状に差がある花粉症について、どのように情報発信したらよいのか」と悩む広報PR担当者もいるはずです。

トレンドキーワードをフックに広く情報発信するには、プレスリリースで配信するとよいでしょう。本記事では、プレスリリースに活用する基本の8ステップをベースに、「花粉症」のプレスリリースを作成~配信する方法をご紹介。8つのSTEPの中でも、特に役立つ情報収集、ペルソナ設定などを事例とともに解説していきます。

トレンド活用術8ステップ

基本となるステップについてはこちらの記事をご確認ください。

https://prtimes.jp/magazine/how-to-use-kw/

情報収集して傾向をチェック

花粉症に関する情報は、毎年トレンドに上がります。注目を集めるキーワードは、その年に合わせた情報発信が大切です。花粉の種類、飛散時期、症状、人々の悩みなど、花粉症について詳しく知ることで、その時々にマッチした情報や届けたい相手が明確化されます。ここでは、花粉症の情報を集める方法を紹介します。

今年ならではの傾向を捉える

日本では年間を通してさまざまな花粉が飛散しています。環境省が発表している『花粉症環境保健マニュアル2022(5ページ)』によれば、特にスギ・ヒノキの花粉による花粉症患者数が多く、2019年調査時点で3人に1人はスギ花粉症であると推定されているほどです。

過去5年間の「花粉症」のネット検索数を見てみましょう。地域によって多少の違いはあるものの、スギ・ヒノキの花粉は春を中心に飛散することから、飛散がピークを迎える2月後半〜3月中旬にかけて検索数が増えています。このことから、どの時期に人々の花粉症への興味・関心が高まっているのかがわかります。

また、一般財団法人日本気象協会が公表している2023年の花粉飛散予測情報では、

  • 九州:例年並み
  • 四国、中国、近畿、北陸:やや多い
  • 東海:多い
  • 関東甲信、東北:非常に多い
  • 北海道:例年よりやや少ない

といった例年比を知ることができます。
参考:日本気象協会 2023年 春の花粉飛散予測(第2報)~2023年春の飛散量は、前シーズンを大幅に超えるところが多い~|日本気象協会

なお、厚生労働省では、花粉症の主な原因となる植物の開花期を地方ごとにまとめた表※を公表しています。一部の地域のみで販売する商品の場合は、対象地域の花粉飛散のピーク時期を把握することも大切です。ピーク前に情報を発信する場合は、「今のうちに花粉症に備えよう」「実は花粉はすでに飛んでいるから今から対策しよう」と呼びかけることもできます。

※(2ページ 図1 主な原因植物の開花期):コメディカルが知っておきたい 花粉症の正しい知識と治療・セルフケア|平成17・18年度厚生労働省免疫アレルギー疾患予防・治療研究推進事業

生活者の声を聞く

「花粉症」といっても、症状の出方や程度は人それぞれです。需要に沿った情報発信をするためには、自社の顧客を対象にアンケートを実施してみるのもおすすめです。

花粉症に対してどのような意識を持っているのか、実際に花粉症を発症している人はどのような悩みを持っているのかなど、生活者の声に耳を傾けることで、ニーズにマッチした訴求方法を検討できるはずです。インターネット調査であれば数日間で結果を手に入れることも可能です。

調査結果は数字で表すことができ、プレスリリースにも説得力が加わるため、ぜひ積極的にチャレンジしてみましょう。

<調査項目の例>

  • 花粉症の対策を行っているか
  • 花粉症対策はいつごろから行っている、もしくは行う予定か
  • 一日の中で、花粉症がつらいと感じるのはどのようなシーンか
  • 花粉症で一番つらいと感じる症状はなにか
  • 花粉症によってどのようなことに困っているか など

自社で調査を行う場合は以下の記事も参考にしてみてください。

https://prtimes.jp/magazine/how-to-investigation-for-survey-release/

花粉に関する意識調査を実施した例をご紹介します。調査の結果で明らかになった「生活者が感じる花粉症で最もつらい症状」と、その時期に流行したコロナウイルスのオミクロン株と共通する症状を伝え、注意喚起しています。「その年ならではの傾向」をうまく意識調査の結果と組み合わせている事例といえます。

参考:「花粉」に関する意識調査 2022年は「メタ花粉」が到来!? 天日干しは控えて! 花粉に悩んでも4割がやめられない天日干し

また、インターネットの検索結果やSNSなどから情報を入手するのも一案です。この時点では、自社プロダクトとの関連性はあまり気にせず、広く市場の傾向を掴む糸口として一般的なワードで検索してみましょう。毎年多くの人が検索しそうな複数のキーワードで情報を集めてみてください。

<検索ワード例>
「花粉症 症状」「花粉症 くしゃみ」「花粉症 頭痛」
「花粉症 原因」「花粉症 対策」「花粉症 改善」「花粉症 予防」
「花粉症 時期」「花粉症 ピーク」「花粉症 2023年」
「花粉症 マスク」「花粉症 肌荒れ」「花粉症 薬」

話題になっていることや、議論されていることなど、多くの人が気になっている情報はメディア関係者も注目しています。そこから、今年ならではの切り口が生まれるかもしれません。

ペルソナをイメージ

プレスリリースを作成する際は、情報を誰に届けたいのかを整理してペルソナを設定しましょう。花粉症に悩む人は子どもから大人まで幅広く、訴求対象者によって要点の届け方や画像の見せ方なども変わります。

さらに視野を広げ、一見情報を必要としていない潜在的ステークホルダーについて考えることも大切です。情報発信の表現など細部に工夫を施すことで、思わぬ層にも需要を感じてもらえることもあるでしょう。

ここからは、具体的なペルソナを設定し、活用する方法をご紹介します。

<ペルソナ例>
年齢層
性別
職種
家族構成
趣味
日頃利用しているSNS など

ペルソナ設定の仕方についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

https://prtimes.jp/magazine/persona/

なおペルソナは、プロダクトやサービスの企画・開発の段階である程度決まっていることも少なくありません。企画・開発に携わった他部署とも擦り合わせつつ、情報発信のタイミングも改めて確認しておきましょう。

ペルソナが設定できたら次はどのような提案の仕方がベストなのかを考えます。自社プロダクトの提案内容や切り口、表現など、ペルソナに合わせたプレスリリースの作成を心がけましょう。

<ペルソナごとの提案例>

子どもにはできるだけ薬は飲ませたくないものの、何とか花粉症の症状を緩和させたいと考えている親
→適切な湿度を保つことで周りの空気を改善し、花粉症や乾燥などの不快感を緩和する、ウイルス対策にも訴求した加湿器を提案。
参考:【楽天スーパーセール 期間限定1800円OFF】peipai 超音波加湿器が最後の大型セールに登場!本気の加湿はこれ一台、納得の潤い。

薬を服用することができないため、ほかの方法で花粉症を軽減させたい妊婦
→肘に装着するだけで花粉症症状を緩和する効果が期待できる非薬物性のアイテムを提案。
参考:『スッキリバンド®花粉用』で新花粉症対策!2023年1月21日(土)からカインズ153店舗ドラッグストアコーナーで販売開始!

外出することが多く毎年花粉による目のかゆみに悩まされている営業職の会社員
→花粉対策としての機能とファッション性を兼ね備えたメガネを提案。
参考:花粉・飛沫・乾燥の悩みから卒業!専門医師監修の実証実験で他社比較カット率No.1※を実現!「JINS PROTECT」1月26日(木)リニューアル

花粉の飛散時期は子どものぬいぐるみやクッションを外に干したくない持つ主夫・主婦
→手持ちの布団乾燥機と合わせて使えるまくら乾燥カバーを提案。
参考:【新商品】室内でもまくらをふっくら乾かせる!まくら乾燥カバーが新登場。

将来子どもが花粉症に悩むことのない環境に引越したいと考える出産を控えた夫婦
→「高性能全館空調換気システム」を標準装備し、「健康」に関する付加価値をつけた注文住宅シリーズを提案。
参考:高気密・高断熱・高遮熱住宅『プレスト』に「健康と美」「創エネ・畜エネ」「快適」などの付加価値をつけた新商品『プレストエアリア』『プレストW』『プレストZ』『プレストN』2023年1月7日より販売開始

調べた情報を箇条書きで整理

調べた情報を自社プロダクトに落とし込み、アピールポイントを箇条書きで整理します。商品・サービスの優れた特徴をまとめるだけでなく、時流に合ったアピールポイントがあるかを改めて見直すと、プレスリリースもまとめやすくなります。

アンケートなどで集めた生活者の意識や悩みなどをうまく活用し、自社プロダクトならではのアピールポイントを見つけてみましょう。

例えば、以下のプレスリリースは、「鼻をとって洗ってしまいたい」というくらい花粉症に悩んでいる生活者に、限りなく応えられる商品として鼻腔内専用ブラシを提案しています。実際に使った人の声を交えながら使い心地の良さや洗浄力をアピールしています。生活者が抱える悩みを自社プロダクトのアピールポイントに活かしている事例といえます。
参考:「鼻をとって洗ってしまいたい!」の願いに応える魔法の【花粉対策】が好評

プレスリリースを作成するうえで注意すること

「花粉症」に関する情報をプレスリリースに活用する場合、「薬機法」に抵触しないよう表現の仕方や選ぶ単語に注意しなければなりません。薬機法では、事実に反する虚偽の表現や誇張した表現で生活者に誤った認識を与えることを禁止しています。

医薬品などを扱う企業はもちろんですが、日用品や家電など、花粉症対策を謳った製品を扱う企業においても、プレスリリースが読み手に誤解を与える表現になっていないか必ず確認しましょう。

そのほか「景品表示法」「医薬品等適正広告基準」「特定商取引法」などにも必ず目を通しておくことをおすすめします。

プレスリリースの情報に信憑性を持たせる場合、データと合わせて有識者のコメント掲載も一案です。飛散データと合わせて気象予報士のコメントなど得られると、プレスリリースにより客観性が生まれるでしょう。

ただし、医薬品に関して医薬関係者の推薦コメントなどを使用することは、生活者への認識に多大な影響を与えるとして、事実である場合でも禁じられているので注意が必要です。

PR TIMESでプレスリリースを配信する際は、PR TIMESコンテンツ基準をご参照ください。

<あわせて読みたいPR TIMES MAGAZINEノウハウ記事>
広報担当者が知っておきたい「薬機法」に関する8つのこと
プレスリリースで「日本初」はOK?最上級表現をするときに確認する3つのこと

なお、プレスリリースは配信後も積極的に活用しましょう。自社の情報をより効果的に周知できるよう、以下の記事を参考にしてみてください。

https://prtimes.jp/magazine/utilization-of-press-releases/

情報収集やペルソナ設定を行い、最適なタイミングでプレスリリースを配信しよう

毎年多くの人が悩まされる花粉症は、生活にも影響を及ぼす厄介なもの。自社のプロダクト・サービスを通して花粉症の時期を少しでも快適に過ごしてもらうためには、目に留まるプレスリリースを作成する必要があります。

自社プロダクトを一番利用してほしいのはどのような人なのか、どのようなニーズがあるのかを明確にし、ペルソナに合わせた提案を実施することが大切です。花粉症のピークを調べたり、生活者の声に耳を傾けたりし、プレスリリースで活かせる自社ならではのアピールポイントを見つけましょう。

最適なタイミングに、訴求対象者にマッチした有益な情報を届けることができれば、より多くの人に自社のプロダクト・サービスを周知できるはずです。

また、プロダクトによっては薬機法に触れる可能性もあるため、表現には十分注意を払い、情報の正確性や信ぴょう性を担保しながら、わかりやすいプレスリリースを作成してみてください。

<編集:PR TIMES MAGAZINE編集部>

「花粉症」を活かしたプレスリリースの書き方に関するQ&A

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この記事のライター

大森 美野

大森 美野

2015年にPR TIMES入社。主にPR活動レポート作成をしていましたが、もっとお客様の声が聞きたくて2019年よりカスタマーリレーションズ本部に異動。情報を欲していた広報担当時代を思い出しながら、PR TIMES MAGAZINEではたくさんのアレコレを届けていきたいと思います。石橋は叩きすぎて壊すタイプ。でもたまにスキップで渡っちゃいます。

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